繁華街から歩いて、10分程離れた場所に建つ、自己所有の建物の4階ににある住まいです。ここは、完全独立型の二世帯住宅のひとつで、ご子息の為の住まいが上階にあります。
住戸は上階と同様に、東から南にかけて、大きい開口をとり、視界を連続させて決して広いとはいえない室内に広がりを感じさせています。ここでも、気になる視線と光はブラインドでコントロールします。和室では開口に紙障子を入れ、天井に貼った和紙と相まって落着いた雰囲気をつくり出しています。
また、この住まいでも、キッチン・洗面・収納等は使い勝手とインテリアのバランスを考えて、オリジナル家具として造っています。こうすることで、空間に無駄がなくなり、狭さをやわらげる事に貢献しています。
最後に仕上げです。床は木質フローリングと畳。天井と壁はプレーンな面を造り出す水性ペンキ塗。和室の天井は和紙貼り、壁はジョリパットです。

敷地面積／79.66m*m（24.07坪）　
地域規制／商業地域、準防火地域　
容積率／400％　建ペイ率／90％
構造・規模／鉄骨造　地上6階
床面積（住宅部分）／48.12m*m（14.53坪）